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そろそろ活動も終盤で問題点や解決策がぼんやりと頭に浮かんできていたこの頃。

「ワークショップがしたい!」とキッチンケータリングオフィサーに伝えると
「じゃあお昼ご飯の発注をレストランにしないといけないよー」。

ボツワナではワークショップというと1日がかりであることが多く、開催者が昼食・間食を用意します。

一日中になるとキッチンスタッフは料理をしないといけないので参加出来ない。
キッチンスタッフは料理作る人だし移動が無いから一番伝えたいのに!

のでので、プレゼンに変更。
食事を患者さんに渡すのはクリーナーの人達なので、クリーナーにも声をかけました。
配膳前にダブルチェック出来るし。

「14時〜15時の間は空いている」ということで、この一時間に全てを注ぎ込むことに決定。
4月頃からワークショップするつもりで伝えたいことを細々用意していたので、だいぶ削りました。
日本紹介とかも入れていたけど。。。

どうしてもしたかったのは『特別食別(13食種)の注意点』
『ボツワナで多い疾患に必要な栄養素や避ける食べ物(11疾病別)』
『ボツワナ人に意識して摂ってほしい栄養素』
『食品衛生』

最初はとても緊張。
質疑応答はいつでもしてもらえるよう伝えましたが、始まって少し経った頃に「ドーナッツ美味しい!!
このドーナッツはどうやって作るの??」との質問を受け、あっさり緊張感終了。
普段通りに出来ました。



〜特別食編〜

特別食
・Full liquid
・Soft / Pureed
・Bland
・Low sodium
・High protein
・Low protein
・Low fat / Cholesterol
・Diabetic
・Malnutrition
・High calorie
・Low calorie
・Low potassium
・Iron rich

ほぼ毎朝キッチンスタッフと一緒に病棟からの食事せんを見て「この特別食はこうでこうで・・・」
と伝えていたけど煙たがられそうな気配があったし、冊子にして渡しても毎朝確認するわけでも無く。。。

一例。
糖尿病患者に牛乳の代わりにジュースを出すんです。
「糖尿には牛乳は絶対ダメ!」と思っている。
「牛乳よりジュースの方が血糖値上げるから」と言ってその場では納得してくれても、
次の日また出してる・・・。
固定観念って自分もそうですが、なかなか変えられない。
回診に行った時に朝だけ血糖値が跳ね上がる患者さん(朝食時にジュースを付けています)がいて、
そのことを説明したり。
すると、次は「なぜジュースはダメで果物はいいの?」と。
「果物は繊維があって繊維は血糖値をジュースみたいに急に上げない。」
という会話を繰り返し、もう多々色々こういう内容の事を繰り返し、これは一度にみんなに話して、
その場で疑問点や意見を出し合って(追加修正をして)特別食表をみんなで作ろうと思いました。

そして終わった今!
いつも私からチェックして言っていたのに、今はキッチンスタッフから「これいい?」と確認して
くれるようになりました。
例えば、今までなら絶対に糖尿患者に果物を付けなくて、私が「糖尿も大丈夫だから」と言っていたのに、
今は「糖尿に果物良かったよね?」という感じ。
その確認された事をまとめて表にしてキッチンに掲示。
これからも、これを活用してほしいな。



〜ボツワナで多い疾患に必要な栄養素や避ける食べ物編〜

・Diabetics 糖尿病
・Heart disease 心臓病
・Kidney [renal] disease 腎臓病
・Liver disease 肝臓病
・Hypertension 高血圧
・Diarrhea 下痢
・Anemia 貧血
・Stomach ulcer 胃潰瘍
・Obesity 肥満
・Malnutrition 栄養失調
・HIV

栄養指導で多かった疾患です。
心臓や腎臓、肝臓は内容や症状によって指導法もかわりますが、今回は大まかに。
大まかじゃないと説明出来ない英語力・・・

高血圧では塩分が多い食事を避けるのは当たり前だけど、カリウムは体内から余分な塩分を排出する作用
(自然の降圧剤)があるから生の果物や野菜を提供しよう という事には驚いていました。
「制限しなさい」は難しいけど「食べなさい」は受け入れやすい^^



〜オススメの栄養素編〜

・Fiber 食物繊維
・ phytochemicals ファイトケミカル

食物繊維は生活習慣病を防いでくれるし、ファイトケミカルの多い野菜は様々な疾病のリスクを
防ぐので、「ちょっと多いかな?」と思うぐらい積極的に取り入れよう ということを話しました。



〜食品衛生編〜

温配膳車があるにも関わらず、料理は配膳ギリギリ前に終わるよう調理するし、帽子だってネット網
で完全に髪の毛が隠れるものを使っているし何でもよく火を通すので、まず食中毒は起こらないだろう
と思っています。
棚での管理も衛生的で、肉を切る場所・野菜を切る場所は別れているし。
これはもう、ひとしきり褒めて終わり。

でも、患者さんが前日の食事をタッパー持参でキープして、次の日に食べていることが多々ある。
これは病棟にその都度言って、患者さんにも話しました。
「調理後二時間で菌は繁殖するから、それは止めて」と何度か言いましたが、ここでの反応は看護師さん
も含め「え?なんで??家に冷蔵庫ない人も多いし、次の日食べても問題無いよ」と返ってくる。
そうかー、慣れで抵抗力が出来てるんかなぁと考えますが、入院患者さんは抵抗力落ちているので心配。
このことも話したけど、徹底にはなかなか至りません。
10時にサンドイッチ、15時に果物、20時にサンドイッチの間食があるのに、なぜにキープする??(T_T)


こんな感じの内容でした。
このプレゼンは栄養指導などワンマンで行動していたので、技術移転を考えてのことでした。
今までの固定観念を変えることは難しいけど「こういうやり方や考えがあるんだよ」
ということが伝わえればいいなと思います。
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